日本中どこもかしこも人手不足のようで稚内も例に洩れず各業界は人の遣り繰りに苦労している。
 先日、運送業を営む人と話をする機会があり、その社長さん曰く運転手が集まらず受注を以前と比べ4割減らし対応しているという。4割減というのは会社の存亡にも関わる減少幅で、1億円あった売上が6000万円まで減ってしまうのだから半端なものでなく求人難の深刻さには言葉もない。
 運輸業界は今、ネット通販の拡大により過酷な労働環境にある。残業時間の抑制などある上に、中型トラックの運転免許取得も新たな資格として加わり、道路という交通網が充実しているがためのシワ寄せが業界を直撃しており受注量を減らすというのは苦渋の決断だったであろう。
 電通の元女性社員の過労死事件もあって国は残業の100時間以内規制など対策を講じているのだろうが、運輸業界の現場との乖離が大きくなっており実情に合致していないのではないのか。
 前出の経営者は将来的に廃業も検討しているようなことを言っていたが、将来展望のひとつとしてJR北海道再生もあり道内の貨物運送をJR貨物だけでなくJR北海道で引き受けることにしたらいいと提言していた。
 今、札幌など道北、道東に相当数の大型トラックが往復しているが、それを鉄道コンテナにすることで運輸業界の負担は軽減されJRにも活路が生まれるとの発想だ。
 東大出の頭が固い官僚では日本の庶民実情にあった政策など立案できないし実行できないということだ。