タブロイド判とはいえ紙面作りに苦労することがあるのだが、官庁の人事異動を載せる時期になると何故か葬儀など広告で紙面が窮屈になってしまう。4月1日解禁の異動はこのため日延べとなること許して戴きたい。
 であるならば「紙面を大きくするとかページ数を増やすとかしたらいい」との助言あるものの、ページ数は兎も角、紙面を大きくするのには取材する記者が足りない。ジレンマを抱えている。
 国費垂れ流しの代表格であった国鉄が解体民営化され30年が経った。本州にある東日本と東海、西日本のJR3社は完全民営化され数千億円の利益が出ているが、北海道、四国、九州3社は苦境から抜け出せなかったものの、九州は念願叶い株式上場を成し遂げ蚊帳の外は北海道、四国があるだけだ。とりわけ北海道は3年後に資金がショートしてしまう事態を生じ宗谷線など10路線は企業努力だけでは存続困難な鉄路になってしまいそうだ。
 広大な北海道に鉄路を張り巡らすこと自体無理があり、高速道路など道路網整備も相俟って利用者の減少ももちろんあって逼迫状況を招いたのは確かだ。
 JR北海道の現状は運行すればするほど赤字が膨らむというどん底ともいえる状況になっており、沿線自治体が線路や駅舎など担いJRは運行だけを―という上・下分離方式を仮に採用しても先行きは見えている。
 鉄路を守るには経営が破綻してしまうというジレンマを抱えるJR北海道を存続するには国の支援よりあるまい。窮すれば通ずというが、先の曙光が見えないのは辛い。