全国的にアライグマによる農作物など被害が増加する中、稚内市でも増幌や勇知地区の農家で食害などの被害が激増している。
 外来種であるアライグマはペットとして輸入されたものの、飼い主が捨てたりしたことなどにより、繁殖力の高さや天敵がいないこともあって全国的に増え続け、各地で被害を及ぼしている。
 市(農政課)では、平成22年からアライグマの防除を始めており一昨年は年間で20件あった捕獲相談が、昨年は80件、今年は3月28日現在、147件と倍増している。被害が多いのは増幌、勇知地区であり、今年度相談があったうち70件はデントコーンやスイートコーンが育つ8、9月に集中。ほかにも牛舎に侵入し配合飼料を食べたり、牛を傷つける被害が相次いでいる。
 市はエサでおびき寄せる箱ワナを設置し対応に当たっているが、鉄製のワナを壊して逃げ出すアライグマがいるほどで、力が強く凶暴な動物であることから「目撃したら直ぐ連絡を」と注意を呼びかけている。