先週後半から俄かに離任する方々の挨拶回りが増えており、2、3年の短い間であるが名残り惜しさが募る。現場回りをしている時は夫々に思い入れがあったので惜別の情は今以上に強かった。4月になれば新たに稚内に赴任してきた人たちを迎える。いつもながらの光景である。
 朔北の地稚内も今年の春の訪れは早く雪が融けるスピードがいつになく速い。気の早い筆者は夏タイヤへの交換に忙々しており今週末には―とは思っている。スタッドレスタイヤになり30年近くになったが、スパイクタイヤの頃にはアスファルトが出た時の走行音がうるさく、しょっちゅう夏タイヤに、雪が降るとスパイクへ―を繰り返していたものの、今ではせかせかせずも性格なのか夏タイヤへの交換を急ぎたがる。
 雪が融けると散歩にとって良い頃合となり妻に責っ付かれる。しかし筆者の散歩コースである一の沢散歩道には未だ残雪があるので今週末から始めることになりそうだ。
 野球やサッカーなどスポーツをする人、また花や野菜の畑をする人にとって春は浮き浮きわくわくの季節であろう。雪国に住む人々にとって春は単なる春でなく魔法にかけられたような心持になるほど待ち遠しさが募る季節である。
 世の中は雪崩で高校生が複数人亡くなり、幼気な少女が惨殺される事件があり、我が国のリーダーの邪気の無さというのか、ぼんぼんぶりに閉口しているが、それはそれとして仕事をし家事をし介護をしたりする日常は今まで通りであり喜ばしい春とて市井の人間のやる事に変化はない。