人にとって不動産を持つことは己がステータスであり、とりわけ土地への願望は甚だ強いものがある。国土交通省は1月1日現在の1平方㍍当たりの土地の価格(地価)を公示したが、3大都市圏(東京、大阪、名古屋)より札幌、仙台、広島福岡の地価上昇率が高かったという。
 道内での地価上昇のほとんどはJR駅周辺など札幌市内で、他の町はニセコなど除き横這いが精々で下落傾向に歯止めは掛かっていない。
 稚内は住宅地の萩見、こまどりは前年から変動ないものの、宝来など北地区は下落しており、商業地標準地の中央3アーケード街は今年も4・5%下落し、これで7年連続下落という結果になった。
 アーケード街は昨年全国1の下落率(7・8%)を記録したので、それからは下げ止まりの感はあるものの、シャッター街と化した街並みには暗然たるものがある。キタカラなど駅前再開発の効果が波及してない現状を裏付けるものだ。
 地方都市の何処でも駅前商店街は寂れてしまう他方、広い駐車場を有する郊外店に買い物客が流れているが、郊外店に行けない高齢者や病気がちの人にとって住まいの近くにある店は有難いものであるものの、昔からの商店は消え失せ、その代わりにあるコンビニとて数百㍍ごとにありニーズを満たしているとはいえない。
 アーケード街の再活性には稚内信金本店含めた大胆な街造りしかなかろう。そうしないとジリ貧のまま消滅するのを待つしかない。市と商工会議所、信金三位一体となった整備が急がれている。