新横綱稀勢の里の滑り出しが上々だ。春場所2日目には上り竜の正代に押し込まれるも盛り返し堂々の横綱相撲を見せた。
 一方、37回もの賜杯に輝き角界第一人者として君臨してきた白鵬は初日に正代に敗れるなど精彩がない。足をケガしたとの報道もあるが、往年の強さが影をひそめているのは違いなく、他の2横綱(日馬富士、鶴竜)の体たらくもあり稀勢関2連覇の声が早くも挙がっている。
 大関から陥落した関脇琴奨菊の元気さが目立ち、是非10勝し大関に復帰してほしい。稀勢の里を除く横綱が盤石でないだけに可能性があるので諦めず取り続けてほしい。
 ここまで一気に今場所の見所を書き立てたが、十両以上の関取に将来の有望力士がおり書き添えなければならない。幕内では小兵の宇良、石浦に加え御嶽海、正代に期待がかかるが、十両には大器と称せられる朝乃山(石橋改め)、小柳ら有望力士がおり、平日は兎も角、日曜日の3時過ぎからの取組にはドキドキしてしまう。
 相撲は日本の国技である。数百年の歴史があり北海道からは大鵬、北の湖、千代の富士など多くの横綱を輩出した〝相撲王国〟なのだが関取は今、十両の旭大星(旭川出身)しかおらず、どうにか相撲王国を再興してほしいものだ。
 野球、サッカー、ラグビー、バレー、バスケなどと楽しみなスポーツがあり、筆者などはどれもこれもファンなのだが、相撲は格別なものがある。
 辛い時代にも克己の大切さを教えてくれた大相撲。大袈裟だが人生を教えてくれる。