北海道サハリン航路(HSL)とサハリン海洋汽船(SASCO)主催の極東・サハリン経済交流セミナーが9日午後、ANAクラウンプラザホテル稚内で開かれ、サハリン航路の可能性について講演を通し深めた。
 参加した観光、建設など関係者100人余りを前に、40年以上に亘りロシアと貿易経験があるSASCO東京事務所の齋藤明所長が昨年復活し今年は6~9月まで稚内とコルサコフ間を40往復運航する予定のサハリン航路について、日本で唯一ロシアと結ぶ航路があることは大きな意義があることを強調し「人だけでなく貨物、そして冬場も運航できるよう耐氷構造に対応した3000㌧クラスの船があれば尚一層有望な航路になる」などと講演した。
 続いてSASCOのチリェノフ・ウラジミール社長顧問は「冬場の運航も検討したい」と述べた。
 30年近くロシアツアー商品を企画しているノマド(札幌)の伊藤稔常務は極東・サハリンからのインバウンド対策に触れ「富裕層が多くお金の消費意欲が高いサハリンの人達に航路を使ってもらい、稚内で買い物をしてもらうようにしたい」などと語った。