人手不足だが求人しても人が集まらないという労働市場状況が続いているが、その反面新規高卒者(今春高校卒業者)の就職内定が好調だ。
 稚内職安管内(稚内猿払、豊富、幌延、天塩、遠別、利礼3町)の7高校卒業生の就職で1月末での未定者が2人だけとなった。114人の求職者の112人が内定したわけで道内に22ある職安中トップの92・2%という好調さだ。
 産業別内定先は建設業が23人と多く8割の18人が地元への就職が決まった。公共事業バッシングを受けた建設業の人減らしが進む中、工事量が増えつつあっても人材、とりわけ若手の人手不足が顕在化しており、昨年までは求人しても応募が少なかったが、休日含めた悪評の払拭めざし取組んできた努力が功を奏してきたのか、昨年の採用数から倍増した。
 建設業に次いで内定数が多い複合サービス業(18人)というのは農協、漁協のことで「寄らば大樹」ということで公務員と匹敵する人気があり採用数も多い。あとは小売業14人、食料品製造業11人、宿泊業8人、医療・福祉7人など。数年後の歩溜りは?というと厳しいものがあろうが、進学しない以上、先ずは自分の収入を得る場を確保したということになるのか。
 高校を卒業し就職するというのは家庭の事情もあるのだろうが早く社会に飛び込み自立した生活を始めようという若者なりの人生設計もあるようで、頑張ってほしいものだ。
 人生は長い。その後の転職もおかしなことではない。多くの友人を作って将来の糧にしてほしい。