今冬11月~2月末までの救急車などの管外搬送は30件近くあり、特に常勤医不在の循環器による名寄などへの転院・搬送が17件と6割を占めている。
 稚内消防署によると今冬の管外搬送は救急車21件、ドクターヘリ6件の27件。救急車での循環器患者の搬送は13件、ドクターヘリ4件となっている。
 患者などは1分1秒を争うため稚内から名寄、旭川などへの管外搬送はドクターヘリを優先的に要請し搬送することにしているが、冬は気象条件などの悪化で出動できないことが多く、救急車に頼らなければならない。長距離移動の患者の負担だけでなく、吹雪いてでも出動しなければならない救急隊員の負担にもなっている。
 人口3万人以上の救急車配置基準は2台だが、名寄などへの搬送が多い稚内では3台配備されているものの、特に冬場は名寄、旭川などの搬送は往復で半日近くも要し市内の急患などが重なり消防車で患者を病院に搬送するケースもあるという。
 同署ではこれまで管外搬送用に使用してきた車両の老朽化で更新時期が迫っているため新年度予算案に高規格救急車購入に3500万円計上した。