全日本海員組合道北支部主催の船員大会が3日、海員会館で開かれ、沖底漁船員らが来年度の活動方針など確認した。
 大会前には70人余りが参会した船員災害防止協会北海道支部など主催の安全衛生講習会が開かれ、稚内地区消防事務組合によるAED(自動体外式除細動器)救命入門コースの座学があり、AEDの取り扱い方など確認した。
 船員大会では参会者40人余りを前に、清水全日海道北支部長が「資源管理強化など水産業は厳しい状況が続いている。後継者問題、労働環境改善に向け意見を交わしたい」などと主催者挨拶。続いて鈴木全日海北海道地方支部長、髙橋道水産局長も挨拶した。
 青山副市長、田中道運輸局旭川支局次長の来賓祝辞に続き、風無稚内機船漁協組合長は「スケソのTACが今年4月から更に2割削減され、ホッケも3割減など、資源管理に努めているが厳しい状況にあり、海洋環境の変化を感じている。少ない漁獲量でも付加価値を付ける努力をしていきたい」などと述べた。
 来年度の活動方針として、老朽化した漁船の代替建造への取り組み、適正な生産者魚価の確立と漁業用燃料油高騰への対策、海難事故の撲滅と安全な漁業労働環境対策、漁船員確保・育成対策など7項目を目標として掲げた。