3月定例市議会は28~3月14日までの日程で開会。初日は工藤市長が「直面する課題を一つひとつ乗り越え、将来のために更なる布石を打つ1年となるよう気を引き締めて市政運営に当たる覚悟」との決意を示し、新年度に向けた市政執行方針を述べた。
 新年度は2期目任期の折り返しの年となる市長は①まちの可能性を実感し、未来を拓く市政②みんなが共感し合う市政③安心を実感できる市政④賑わいを実感できる市政―の4つの基本方針を示した。
 ①は国の補正予算による10万㌧クラスの大型クルーズ船対応のため末広埠頭の整備、サハリン定期航路でのサハリン州との経済交流貨物船チャーターによる輸出支援ほか、増幌・恵北地区に建設される風力発電などで新・省エネルギーの推進を挙げた。
 ②は病児保育事業や子供の貧困対策。みどり公園整備事業については新カーリング場や旧大谷高校舎を活用した屋体多目的運動場や多機能体育施設の一体的な整備に着手するとし、老朽化が著しい社会教育センターの新たな場所として、旧商工高実習棟を活用し生涯学習総合支援センター(仮称)を整備するとした。
 ③は2件の診療所の開業が決定し開業医不足の解消に期待。4月から市立稚内病院で3人の研修医を迎える。昨年9月の大雨災害や先に道から公表された新たな日本海沿岸での津波浸水想定で津波ハザードマップの整備など防災・減災対策の強化に取り組んでいくとした。
 ④は日本のてっぺん・きた北海道ルートの事業でのインバウンド対策。5月中旬から1カ月間稚内でロケが行われる吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」での稚内のPR、移住・定住の推進を取組んでいきたいとした。
 最後に市長は「市民の皆さんにこのマチに住んで良かった。住み続けたいと思って頂けるよう、この1年も努力を積み重ねて参ります」と述べた。

「ふるさと納税10億円超える」
 市長は一般行政報告で、今年度1月末までのふるさと納税額は5万7000件あり10億2300万円と、件数、金額ともに昨年度を大幅に超えたことを明らかにした。6月~9月まで1日2便体制で運航の東京直行便で、機材が大型化される1便は運航期間が7月1日~10月28日までと昨年に比べ13日間延長され、座席数は往復で2700人分増加することなどを報告した。