壁材の原料に稚内産の珪藻頁岩を使って壁工事をし中国で貿易会社などを経営する中国人の崔奕帆社長(54)が17日午後、工藤市長を表敬訪問し、中国の世界文化遺産「国立故宮博物館」などで稚内産の珪藻頁岩を使用していることなどを報告した。
 以前は旅行会社に勤めていた崔社長は、20年前にツアーで道内を訪れ、宿泊したホテルの部屋の空気が澄んで快適だったことに驚き調べたところ、壁材に稚内産の珪藻頁岩が使用されていることを知り、中国にも普及できればと10年前に会社を立ち上げ、現在は稚内珪藻頁岩を取り扱っている日本システム機器(札幌)の代理店として中国に輸入している。
 中国でも珪藻頁岩の壁材の需要が増えており、故宮博物館以外にも別の文化遺産や高級マンションの壁にも使われ、稚内市民に地元の珪藻頁岩が中国の文化財保護に使用されていることを伝えるため初めて来市した。
 崔社長から「稚内産は調湿性などに優れ、高い評価を受けています」との話に、工藤市長は「世界遺産に使用されているとは思っていなかったので驚きました。これを縁に稚内産珪藻頁岩を色々な所で使って頂きたい」と喜んでいた。