先行きに不安があるのは誰しも同じだ。稚内信金がまとめた景況レポートで経営者のほとんどが今年1~3月の見通しを減少予想とした。
 昨年10~12月の実績(売上額、収益など)はだいたいが前年同期を上回ったとしており、その反動とも言えなくもないが、相当厳しい予想なのは確かだ。将来を楽観視しないというのは経営者にとって至極当たり前のことであり当然といえば当然の悲観論である。
 雄武、天塩、遠別を入れた信金さんとお付き合いのある道北地方の企業というのは人口減少などあって厳しい経営状況にある。沖底漁業に代わる土木建設業、観光業、そして水産ではサハリンからのカニ輸入、沿岸漁業でのホタテやナマコ等々の台頭によって持ち堪えているが、どうも所々に綻びが見えてきており、売上の減少ばかりでなく後継者不足の継承問題もあって先行きの不安感は相当強いものがある。
 最近では人手不足も加わり従業員をアゴで使うなんてことは到底できず、問題は広がっているといえよう。
 地域だけの営業方針では先が見えており活路を道内、国内に広げようといっても一つ間違えるとかえって損失を被ることもあろう。何の商売もやりにくくなったものである。
 しかし座していては解決にならない。現状を打破していかなければならないのだが、抜本的な解決策は絡まった糸をほどくようにかなり難しい。
 乾いた雑巾を絞ったって高々知れている。蛇口が緩んでいることもありコストカットしていくことで明かりが見えてくるのかな?