私立の大谷高含めた稚内職安管内にある7高校3年生の就職内定が道内他管内と比べ群を抜くトップに躍り出た。113人の就職希望者の97・3%110人が内定し残る生徒3人も努力しており年度内どころか3月1日の卒業式までの完全就職必至の情勢だ。
 稚内職安によると、9月16日の就職試験開始前から求人が多く、9月末の時点で97件(社など)数え人数は187人に及び、前年に比べ件数で15・5%、人数で4・5%上回った。その早期求人が功を奏し、生徒も引っ張られる恰好で試験先を絞り込んだ結果が高内定に結びついたとしている。
 景気は決して良くないのに新卒者の就職状況が好転しているのは何故だろうか。新卒者採用を何年か手控えてきたためなのか。とりわけ稚内地方の高校生は地元志向が強いと言われる中、その希望に叶った求人があったのか。分析が難しい。
 産業別での内定状況は建設業が22人と最も多く、複合サービス業18人、小売業14人などと続く。地元には建設業で18人(82%)、複合サービスで14人(78%)内定。複合サービスというのは農協、漁協である。
 小売業で地元組と管外組がほぼ半数で、道内で多店舗展開する企業への就職が目立つ。
 内定先の規模は従業員100人未満が81件と全体の7割強を占める一方、1000人以上も8人、500~999人が6人いる。
 単なる数字の列挙では好内定の分析は難しいが、いつの時代も大樹に寄ればという気質が見え隠れしており立身の気概を感じないのは筆者だけなのかな。