入浴中に高齢者が心筋梗塞などで救急搬送される事案があり、稚内消防署は入浴の際、外との寒暖の差、長風呂などに注意を呼びかけている。
 同署によると、今冬11~1月末まで入浴中に心筋梗塞やのぼせて倒れたなどによる救急搬送は4件あった。この全てが70~80歳代の高齢者による自宅風呂場での事故で、外から家に入って直ぐ風呂に入り、寒暖差での血圧の急な変化を大きな要因としている。
 一方、稚内温泉童夢では今冬、心筋梗塞などでの救急搬送はないものの、1月に70歳以上の入浴客がのぼせるなど体調崩した事案が5件あった。
 こうした寒暖差による体調変化は「ヒートショック現象」と呼ばれ、冷えた体で入浴し急激な温度変化により血圧が変動することで心筋梗塞、失神などを起こし最悪の場合は死に至るケースもある。
 過去に1日で入浴客2人が救急搬送されたこともある童夢では入浴中の心筋梗塞などを防ぐため廊下などに「熱い風呂への長湯は禁物、湯温は42度まで時間は20分以内」「いきなり湯船に入らず、ぬる目のかけ湯を手足から徐々にかける」などと予防のポイント紹介した貼り紙で注意喚起している。