稚内税関支署は、昨年の稚内港貿易概況を集計した。貿易総額は22億円と平成になり最低額を更新した。
 輸出5億8300万円(前年対比4・6%減)輸入16億3900万円(同12・3%減)の22億2200万円(同10・4%減)。輸出は3年連続、輸入は2年連続で減少した。
 輸入落ち込みの要因は活カニの不振で、数量は531㌧(同35・8%減)で金額8億7700万円(同33・4%減)と、昭和63年の統計開始以降、金額は過去最低、数量は2番目に少なかった。タラバ256㌧(同47・1%減)4億7000万円(同43・3%減)、ズワイ274㌧(同19・8%減)4億6000万円(同16・6%減)。平成26年12月発効の日ロカニ密輸防止協定に加え、高値で取り引きされる中国、韓国などに多くが流通したこともある。毛ガニに関しては協定発効後2年間輸入ゼロが続く。
 ほかに観光シーズンに需要が多く昨年は好調だった活ウニは638㌧(同3・5%増)5億5660万円(同16・6%増)、キンキなど冷凍魚83㌧(同4・9倍)1億700万円(同2・9倍)。
 輸出は昨年4月に「アインス宗谷」の海外への売却(4億5000万円)があり、船舶5隻で4億5900万円(同20・1倍)、スケソなど魚介類130㌧(同66・7%減)2800万円(同92・8%減)、繊維製品250万円(同30・1%減
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 外国貿易船の入港は190隻。このうちカニ船は94隻。前年の284隻から33%の94隻も減少した。