手厳しい投書が来たものだ。先日、S市議が開いた議会報告会に臨場した60代の市民がその議員について「質問に答えられず勉強不足だ」と切り捨てにし、挙げ句の果てには「議員の皆さん、こんなに空っぽでいいのかね」と普段何かと市民の批判の的にされている議員を槍玉に挙げた。
 稲垣昭則さんは議員在任中、30数回の議会報告会を開き、その時々の懸案事項を報告・説明し、参会した市民の質問にも丁寧に答えていた。彼は市の予算計画書が配付されると、こと細かに分析し理解できない事があると市の職員に訊くなどして粗々判ってから報告会に臨んでいた。元々経営者であり予算の金額的な事を熟知していたこともあるが、何よりも努力家の勉強家だった。彼のする報告会はお座なりでないものを感じたもので、筆者はほとんどの報告会に臨み、記者として逆に勉強させてもらった。
 S市議の報告会に臨場していないので軽々物申すことはできないながら議員報酬のことなど、自分なりの見解をはっきり述べることも必要だろうし、1年生議員なのだから「分からなくて当然」との気概で市職員に訊き勉強し今後の報告会の糧にして戴きたい。
 パフォーマンスではなく開く以上は準備万端に臨み曖昧でなく自信を持って質問に答える心構えは大切であり、今回の批判に落ち込むことなく「見返してやる」ぐらいの打たれ強い議員になること願っている。
 市民は議員全員をよく見ている。甘く考えているとしっぺ返しされるので御用心を。市長も市職員も例外でない。怠らぬように。