魚河岸(東京都中央卸売市場)が大地震でも起きたように揺れている。築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の直近の地下水検査でベンゼンが基準値の79倍、シアンが12倍、ヒ素が3・8倍などと有害物質が検出された。地下水管理システムが本格稼働したことなどを原因としているが、真実はどうなのか。
 そもそも豊洲は東京ガスのガス工場があった所でどんなに跡地を洗浄したところで生鮮品を取り扱う市場としては無理がある。この道理を弁えずに豊洲に誘致したのは不思議なことで、穿った見方をすれば土地の売買で利権が絡んでいたことはないのか。今回の件は東京都が調査するだけでなく警視庁も贈収賄を視野に捜査するべきでないのか。
 当時の土地売買など取引き状況は承知していないがガス工場跡地を魚河岸にするのは常識的には有り得ないことで、であるならば何か利権が絡んだのではと指摘してもおかしくなかろう。
 小池知事は盛り土の問題などあり今年夏頃までには築地から豊洲への市場移転を判断するとしているが、市場は既に完成し一部業者は月数百万円かかる冷凍装置を作動しており仮に豊洲移転不可としたら築地のままなのか新たな候補地を捜すのか等々、山積する問題にどう対処するのか。
 石原慎太郎氏ら歴代知事の責任は勿論、都議会とりわけ自民党議員は全員辞職するくらいの覚悟が必要だ。
 東京都は交付金交付団体でなく都民からの税金で賄われている。知事も都議も職員も自分の金でないので好きなようにしている。