冬季開館中の旧瀬戸邸に、稚内の底引き網漁が盛んだった昭和30年~50年代の歴史、漁場を伝える海図が新たに展示物として加わった。
 底引き網漁船員OBで作る稚内海友会(中澤和一会長)が冬季観光で訪れる観光客に水産業の歴史を分かりやすく伝えたいと作成したもので、200海里前のサハリン近くの漁場、主要魚種のスケソやタラ、ホッケなど漁獲場所などを細かく紹介している。
 11日は東京からの団体、香港からの旅行者ら40人が訪れ、海図を興味深げに見ていた。
 昭和50年、62隻あった底引き船が列をなし第1副港に停泊する写真も海図と一緒に飾られ、常勤スタッフは「船が減った原因などを海図と写真を使っての説明は、観光客から分かりやすいと好評です」と話していた。
 「200海里前はこんな広い海域で操業していたことを多くの人に知ってもらえたら」と話す中澤会長は、底引き網漁の写真展も計画している。