稚内信金は、今年度上半期(4月~9月末)の業績と来年3月末の通期予想などまとめ公開した。
 預金は4221億3000万円(昨年同月末対比97億4000万円増)、貸出金878億5100万円(同2億2600万円増)と昨年9月末から積み増しし、経常利益6億7100万円、税引後の当期純利益4億9100万円と堅調な実績を残し、業務利益は7億6900万円となり収益力が盤石なことを示した。
 自己資本比率は54・62%(同5・16㌽減)と、信用金庫の国内基準4%を大幅に上回る高数値を維持しており配当負担のない特別積立金は480億円を超え健全な経営体質を堅持している。
 実質不良債権額は27億8000万円と、今年3月末に比べ9400万円増えているものの、引当率は93・41%と高い数値を示し、結果としての回収不能債権額は1億8300万円と今年3月から1300万円減っている。
 1000万円未満の小口融資に徹していることからリスクが減少している。
 占有率は預金82・21%、貸出金56・18%とも高く、地域活性化のための融資も1329件、203億1700万円にも及んでおり、正に地元に密着した金融機関といえよう。
 来年3月末の業績予想は、厳しい経済状況にあって「マイナス金利」による運用利回り低下で減収が予想されるも経常利益、当期純利益とも年度当初の計画を達成することができる見込みにあるとしている。