「職親会のみなさんへ 職場実習では色々な体験をさせてくれてありがとうございました。来年のカレンダーが完成したので、ぜひ使って下さい。来年もよろしくおねがいします。職場実習のけいけんを生かして、学校生活を頑張ります。大変お世話になりありがとうございました」。
 これは本社に届いた稚中特別支援学級からの手作りカレンダーに添えられていた文面である。一生懸命作ったカレンダー同様、正直に日頃の感謝の気持ちが吐露されており〝泣き虫爺さん〟の涙腺は緩んでしまった。
 稚中特支学級(特殊学級)のカレンダー作りの歴史は古く、当時学級担当だった五井先生(現在は故郷の釧路市在住)が生徒の機能改善に役立つものと昭和50年代後半から始めたので30年以上の年月が経っている。
 先生らの指導のもと季節に合わせ豆まきやおひなさま、花火、サンタクロースなど図柄を入れた6枚(2カ月ごと)綴りのカレンダーには生徒たちの苦労の跡が窺われ、何よりも手作りの暖かみがあり本社でも活用させて戴いている。
 冒頭の挨拶文で職親会への感謝の思いが綴られているが、障がいのある生徒の職場体験に協力したり実際に雇用する稚内の職親会会員事業所の活動は全道、いや全国的にも高い評価を得ており、小社も以前活版印刷をしていた頃には卒業生を雇用したこともある。
 会員事業所の不断の頑張りもあり稚内の障がい者雇用は公的施設含め高い水準にあり、生徒も親御さんも期待に応えようと奮闘しているのは周知の通りである。