港湾運送事業など業務展開する新港町の稚内海運が年明けから通関業務を始めることになった。法改正で税関が通関業の許可を出すようになった昭和45年以降、稚内の業者が通関業者となるのは今回が初めてとなる。
 これまで稚内では大手の日本通運など東京などに本社がある業者3社が通関業務を担っているが、1社が撤退することになり、紋別にある営業所で通関業の実績がある稚内海運が今月9日に函館税関から許可を受け、年明け1月からスタートする。
 貿易に係わる輸出、輸入の申告など各種代理業務を紋別で5年以上行ってきた稚内海運の古川隆社長(65)は「会社を残していくために必要な業務として始めることになるが、地域のために力になりたいとの気持ちもある」とし、地元企業が初めて通関業者となることに田川稚内税関支署長は「地域をベースにした会社が業務をすることは貿易の円滑化に繋がる」と期待を寄せている。