前会長が破廉恥行為によって逮捕され辞任したため昨年9月から空席だった連合宗谷・稚内の会長に市労連委員長の宮森貴大氏が選任され「顔の見える活動をし意見を出しやすい環境づくりに努めたい」と語った。
 会長の空席状態が1年以上にもなったのは多賀清剛事務局長が今年1月、不慮の災難で急逝したことが大きく、事務局専従だったことから多方面に影響を及ぼし、従って会長の人選も遅れることになった。
 今月初めに開かれた定期大会では宮森会長ほか、副会長、事務局長、執行委員ら役員も決まり、停滞していた宗谷の連合を立て直し働く人を軸とした安心社会実現に向けた活動が期待されている。
 労組冬の時代と言われ久しいが、官庁も民間も幹部職員や社長ら経営陣によって運営されているわけでなく一般職員、従業員の支えがあって成り立っているもので、組合がしっかりとした発言権を持つことは日本の繁栄にとっても欠かせない。
 若い時分、組合の闘士だった先生がその後教頭、校長となり学校の運営に携わっていくのは好例であり、それは官庁だけのことでなく民間でも下から上がってきた人が経営者になるのは経営者と従業員という垣根も取っ払われ風通しが良くなり業績拡大にもつながるのでないのか。
 連合は労組の核であり政治だって旧民主党政権を支えたように、労働者の思いを反映させることができる。イデオロギーとか狭い範疇のことでなく日本社会、日本人に根ざした活動を展開し、住みよい社会を作ってもらいたいものだ。