隣国の韓国(大韓民国)の朴大統領への弾劾の動きの報道でつらつら感じることは国民の、不正は断じて許さないという執拗な姿勢だ。
 首都ソウルの目抜き通りを埋め尽くしてしまう民衆の力になす術なしという状態で、野党ばかりか与党からも弾劾への賛成票が投じられ、即刻、朴大統領の大統領としての職務は停止された。
 それに比べ北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は30歳そこそこの金とかいうトップが国をほしいままに専制政治をし、民が飢えているのに原爆やロケットの実験を繰り返す。
 同じ民族の対照的な様子には他国(日本)の人間といえど違和感を持ち、この朝鮮半島の2国のきな臭い情勢が世界の火種にならないことを願っている。
 骨肉の争いといって肉親同士ほど諍いがあると憎しみが募るものと言われるが、心の持ちようであり、憎悪し合ったどちらかが歩み寄れば元々は肉親なのだから敵対心は薄まるはずである。
 しかし、その憎悪関係で誰か背後で糸を引く者がいて何やかやと自分たちが利するよう画策すると、火の勢いは増してくる。
 お金や地位など人間の欲望が惹起する、この種の争いは人間である以上、永遠に消し去ることができないものなのだろうが、所詮いずれ骨となり土に還るという厳粛な事実の中にはコップの中の争い事に過ぎない。
 包容力を持って相手に接すればいいのだが欲が表に出てしまう人間の宿痾によって包容の力など素っ飛んでしまうこともある。
 会見での朴大統領の冷静さが心に残る。