稚内ほっけ隊の太田又彦さん(77)が自宅隣りに雪の滑り台を造るようになり6年目になったという。道すがら会うことがある太田さんは寒空の中、滑り台の隅に置く雪だるまを作ったりしており壮健な様子で安堵したものだった。
 太田さんとは3年前の平成25年GWに、ほっけ隊の東日本被災地訪問で知り合い言葉を交わす間柄になったが「他人のため」という意識の強い方とお見受けした。
 自分の孫だけでなく近所の子供たちも滑り台で遊んでもらえればいいという高邁な行いはできそうでできるものでなく、筆者には到底無理なことである。
 あと3年で80になるというのに大変な労力の滑り台作りをできるのは身体、心持とも健康であるからであり敬服するばかりです。
 日本人の寿命は女性が85歳近く、男性も80歳ほどに上がっているが健康寿命ということではそこから10歳以上も引かなければならないだろう。
 人にとって一番大切なのは命なのだが、アフリカなどの極貧国では1歳までに亡くなる子供が多く、更に戦禍により不慮の死を遂げる人も少なくない。そういうことでは日本という国は皆平等というわけではないが医療や福祉の恩恵に浴し、日本国民としての生活が保障されている。
 足の悪い筆者の祖父の妹が子供の頃、冬道を下駄を履き登下校すると下駄底に雪が付き一層歩きづらくなり周りの子供たちにからかわれたという大昔と比べると良くなったが、いじめ、虐待は収まらず、厳しさの中に優しさがあった昔の方が良かったかも知れない。