筆者はオバマ米国大統領のことを「口先男」と普段から言っている。何故かと言えば何かと理想論をぶつものの心が伴わないよう感じられるからである。
 そのオバマ氏後継のヒラリー女史が言いたい放題のトランプ氏に大統領選で負けてしまったのはヒラリー氏だけの問題でなく8年間政権を担ったオバマ氏にも責任の一端があったであろう。
 政治家は自分が述べる演説など話し言葉と実行力によってキャリアを重ねていく。オバマさんが大統領就任の最初の頃に行ったチェコのプラハでの演説は世界の人々に戦争のない世界平和を説いたはずなのだが、実際にはシリアや南スーダンでの戦いは泥沼化し、プラハの演説が基でノーベル平和賞まで受賞したオバマ氏への不信感は募った。
 日本にある国民皆保険を目標としたオバマケアなど福祉政策を大事にし国民に生きやすさを実感してもらうことには中流階級以上の反発あったものの実行力には評価するが、今年5月の広島訪問の素晴らしい演説の際の心のない表情には「口先だけの男」の印象を強くしたものだった。
 口先だけは政治家だけの話でなく日常生活でもよくあることであり、年長者が年少者に「将来は君らの肩にかかっている」などは好例であろう。そんなことは思っていないと考えてもいい部類の発言で、若い人は年長者のその種の発言には留意しなければならない。
 人間は喋りと行動で自分の考えを相手に伝えるが口先だけになってはいけない。実行が伴わなければ、どんな言葉も意味がないのは言うまでもない。