稚内空港はFDAチャーター便が寄与し乗降客が上回ったこともあり本年度上半期の観光客入込み数は増えたが、道内各地から回って来る周遊ツアー客は相次ぐ台風の影響もあり稚内の宿泊業者にとっても良い結果ではなかったのでないか。一番近い距離にある旭川空港の国際線運休によるインバウンド(訪日外国人)が減り影響を受けている。
 香港や台湾などアジア地域からの宿泊者は前年対比26%増の高い伸びを記録したというが、市内にあるホテル経営者に聞いてみると「外国人は増えていない。特定の所に集中しているのでは」と話す。
 インバウンドだけでなく日本人ツアーも減っており、温泉がないホテルへのツアーは組まれず、そういうことではこの数年間でより一層二極化が進んでいるようだ。
 昨年までの数年間は〝爆買い〟の中国人が札幌にも大挙して押し寄せ札幌のホテルの稼働率は100%近くにもなり、ちょっとした予約も取れない上に宿泊料金も2割以上も上がったが、今はそのようなことはなく台風によるキャンセルも相当数ありホテル稼働率は前年を下回っている。
 ツアーから個人のフリー客といってもツアーから比べるとホテル側の儲けも格段に薄く、昔、某宿泊施設の話でツアーでない仲間同士の宿泊客がカニなど含め豪勢な宿泊をしていたこともあったそうで隔世の感がある。
 要は儲けが薄くなったということである。
 それはそれで営業方針を転換すればいい訳で、その中で稚内らしさを演出できれば観光客の心にも響くのでなかろうか。