競馬好きの人なら知っていようが、昔「オペックホース」という競走馬がいた。確かダービーを獲った一流馬である。その馬の由来となったOPEC(石油輸出国機構)が原油の生産を縮小することで合意した。原油価格の下落に伴い低迷する加盟各国の経済と財政状況の立て直しを企図したものだが、一方の旗頭としてアメリカのシェールオイルが今台頭しており思惑通りに事は運ぶのか。
 この生産縮減により原油の商品相場は上昇し日本も影響を受けるだろう。北海道では灯油が最需要期に入っており、ガソリンだって走る前の暖房運転によって燃費が悪くなっているのに更なる値上げでは家庭や事業所を直撃する。
 値上げ幅は10円程度になるのでは―との予想があり、灯油で1㍑75円、ガソリンは125円(セルフ)くらいまで上がるようだが、機に乗じた便乗値上げがあるやも知れず、役所は監視を怠らず、消費者も理不尽な値上げには断固対処するべきだ。
 一時、中東などの原油は100年も生産続ければ枯渇するような事を言われたものの、現在のデータでは余計な心配をしなくてもいいようだが、石油依存から脱却しなければ早晩立ち行かなくなるのは各国首脳は重々承知している。
 しかし代替のエネルギー源があるのか―というと難しいものがあり、資源が特に乏しい日本にとって国の存亡に関わってくる。
 世界の人口が膨張していく中にあって食と共に電気と燃料を手当てしなければ、分捕ろうとする同士の争いの拡大が危惧される。