財務省北海道財務局旭川財務事務所は、11月判断の道北地方経済リポートをまとめた。一部に弱さが見られるものの持ち直しているとし、前回8月の判断から変わらなかった。
 個人消費で主要小売店(旭川市内)売上高は西武百貨店の閉店セールにより衣料品、身の回り品が前年を大きく上回り、乗用車は普通車の販売が引き続き好調で軽自動車に持ち直しの動きがある。
 住宅建設は持家、貸家、分譲とも増加。
 観光は回復の動きに足踏みが見られるとし稚内空港はFDAチャーター便での増加で上回ったものの、旭川空港は国際線運休で前年を下回り、旭山動物園は台風の影響などあり入園者は前年を下回った。ホテルの客室稼働率も台風によりキャンセルが相次いだ。
 雇用情勢は有効求人が増加した一方、有効求職が減少したため高い水準で推移し、新規高卒者の求人倍率も前年上回り好調。
 公共事業は、前払金保証請負金額から本年度第2・四半期(7~9月)は前年を上回り年度累計も前年度をクリアしている。
 水稲は上川「やや良」、留萌 「良」 。生乳生産は前年を上回っている。
 漁業は、サケ・マス、オオナゴなどは前年を下回ったが、ホタテ、イカ、タコが増加し総体として前年を上回った。
 金融機関の貸出金残高は、事業者向けでは設備資金で不動産業など需資あるものの、運転資金では減少し、個人向けも前年を下回った。預金残高は前年対比増。
 倒産は件数、負債総額とも前年を下回っている。