自宅の日めくりを剥ぎ取ることを毎朝の日課にしている。元日から1枚ずつ剥がし残りは30枚ほどになった。言い古され常套句になってしまったが月日が経つのは本当に速い。
 この1年を回顧するには早いが個人的には特段変わったことはなかったものの、仕事の方では新聞作りに忙しい毎日が続いている。記者の頃もそうだったが一字一句で記事などの内容が変わることがあり神経細やかに、とは言えど大胆さも必要で一過性でなく字として残るので心している。
 読者の皆さんには平成4年4月以来24年4カ月ぶりに月額購読料を100円値上げという負担を掛けたことには改めてお詫びし快く応じて下さったことには感謝申し上げるばかりでございます。
 昭和25年の創刊から66年経ち、そして筆者が入社し30余年経ちつらつら思うことは水産業、とりわけ沖底業界を中心にした経済の疲弊であり、小社の社外株主も4社閉鎖を余儀なくされた。
 今の人口の3万6000人はこれからも減り続けるだろう。一衣帯水にあるサハリン州からは稚内に橋を架ける、パイプラインを通すなど景気が良い話が届くが、どれもこれも実現するには数十年以上かかりそうな事ばかりで夢物語に近いと言っても過言ではない。
 そういうことからも工藤丸の帆先に見える展望は明るいものでなく安易な積極的予算は慎まなければならないだろう。
 小欄で以前も書いたことがあるが、人口で言えばあと1万人減の2万5000人のマチづくりが必要でないのか。身の丈に合った政策が求められている。