前夜からしんしんと降り心配していた昨日朝の積雪量は30㌢は優に超え、汗だくの除雪作業となった。雪国に住む人間の宿命とはいえ正に苦役だった。
 稚内地方気象台は昨29日、今冬の根雪(長期積雪)初日が先月31日だったと発表した。根雪というのは1カ月間、最初に積った雪が融けないことで、稚内としては昭和36年の統計開始以来、最早の根雪の始まりとなった。
 これまでは昭和51年の11月8日が最も早く昨年は12月17日で平年は11月26日。偏西風の蛇行により北極海の寒気が北海道に入りやすくなり気圧の谷が通過し冬型の気圧配置が多かったためと気象台では説明している。
 今年はお盆以降も比較的暑い日があり温暖な天候が続いていたものの、10月に入ると秋冷な日が多くなり10月31日には一日で10月1カ月分に相当する15㌢もの雪が降り、その日から積雪がなくなることがなく根雪記録となってしまった。
 旭川も10月30日が根雪と発表される中、テレビで市民が「根雪が早い分、冬が短くなればいいが…」と語っていたが正にその通りであり、一日でも早く雪が融け春が来ること願うばかりだ。
 日本ほど四季がはっきりしている国はないと言われるが、1年12カ月のうち5カ月間は雪の中にある北海道民にとって雪かき含め冬の間は苦難の連続であり、逆説的には辛苦があるからこそ春を迎える喜びはひとしおで、その高揚感が生きる上での糧になっているという面もあろう。
 大雪だって何時か止み雪かきだって何時か終わる。人生が何かを考えさせられる。