26日は「ペンの日」であった。「ペンは剣よりも強し」と言われるが、有史以来の世界や日本の歴史をひも解く時、剣は何時でも強くペンは決して強いものでないことを悟る。
 最近の国際情勢を見てもIS(イスラム国)などテロの脅威は依然として衰えず、そのテロによって国が破滅状態にあるリビアではひょろ長い顔の2代目大統領がロシアの支援を得てISと反政府軍(こちらは米国が支援)を掃討しようと武器によって都市を破壊してしまい多くの難民を生み出している。
 難民が避難して来る欧州など他の国々の民衆は難民への敵意を現わにし排斤しようとする動きが超右派の政党も肩入れし大きな流れになっている。
 イギリスからの移民で独立した国家をつくったアメリカ合衆国は移民を寛容に受け入れる国であったが、この国も白人至上主義の右翼という表現が適切かは疑問あるものの、扇動主義が横行しつつあったところにトランプ氏が共和党の大統領候補として名乗りを上げ本選でも絶対優勢と見られたヒラリー女史に勝ってしまった。
 政治というのは本来弱い立場の人たちを擁護するものだが、資本主義下の自由主義体制では一般民衆より大企業など力のあるものに肩入れする傾向が強まっている。
 新聞やテレビなどメディアは世論をリードしてきた筈だが、米大統領選の大ハズレはその任に非ずということになるか。
 日本だって中央紙の論調の一部には180度違うものがあり、ペンは強しを履き違えている向きがないのか。
 本紙も肝に銘じる。