コンブ漁は良い年と悪い年が交互に来る。昨年豊漁だったので今年は不漁との予測を立てていたといえども半分近くまで落ち込むとは想定外だったのであるまいか。
 稚内漁協のコンブ入札会は今月14日の4回目で終わり、あとは随契の物が少しばかり残っているが最終的に120㌧弱と、昨年の230㌧から100㌧以上も激減した。
 地球温暖化などにより海水温は高くなってはいるが、稚内地方の海の温度はコンブ漁解禁の7月上旬はまだ低く、稚内水試も分析は済んでいないものの、夏の海水温の低さを指摘する一方、冬の水温の暖かさにも言及している。要は相反することが夏と冬に起きているということなのか。
 専門家の見解なので信憑性が高いと思われるが、豊漁だった昨年取り残したコンブが新しいコンブの成長を妨げたという説もある。間伐ならぬ間引きする必要もあるということかな。
 それと流氷がこの数年、前浜に着岸していないが、流氷はプランクトンを運び磯掃除の役割もあるので招かざる客ではなく適度にやって来たほうが良いこともある。
 側聞では宗谷漁協や離島のコンブ漁は今年稚内漁協ほど悪くなく、どちらかと言えば好漁だという。西浜(坂の下)、前浜、宗谷と夫々海の状況が違うことも頭に入れておかなければならない。
 コンブと秋サケ定置網漁悪い分、ナマコが春、夏とも好漁だったので来年以降、更にナマコに傾斜するのが懸念される。漁業者の高齢化もあり漁協は勿論国や道などの実効ある対策急がれている。