明日は「勤労感謝の日」 。数多ある祝日の一つで本紙も休刊となる。
 この日は、天皇が新穀を天神地祇(すべての神々)に薦め親しく食する祭儀の新嘗祭を起源としたもので、勤勉な日本人を物語る祝日といえ、取って付けたような他の祝日に比べると祝日に相応しい日といえよう。
 稚内では商工会議所によって25日に永年勤続従業員の表彰式が行われ、今年は45年の2人 (大東食品、富田組)はじめ10年勤続までの197人(64事業所)が表彰される。
 一口に45年、40年と言っても本人にとって他人には推し量れぬ苦労があったであろう。会議所表彰では一番短い10年勤続といえど若いだけに社会での経験少なく戸惑ったこともあろう。
 あれやこれやあったが、あなた方の職業人社会人としての足跡を顕彰するものであり、この表彰を機に会社はもとより稚内のため努めて戴くことを祈念しております。
 この何十年かは稚内に就労先が少なく稚内を出て行ってしまった若者も少なくない。しかし残った人たちはどっしり地に足を下ろし悔しい厳しい日もあったろうが、地歩をがっしりと固め将来を担う人材に育っている。
 一方、ベテランとて家庭を守り仕事をする中で断腸の思いの日々もあったろう。しかしこれらの苦難を乗り越え20年とか25年、はたまたそれ以上の永年勤続を成し遂げたことは本人はもとより家族ともどもの喜びであり、本紙もささやかながら祝意を申し上げる。
 稚内はこれらの人々によって成り立っていること肝に銘ずる。