4年に一度のアメリカ大統領選の投票が行われ今日午後には新しい大統領が決まる。ヒラリーとトランプの不人気者同士の戦いはどちらに凱歌上がるのか。日本にとっても目を離せない。
 民主、共和2大政党の候補者を選ぶ予備選では共和党でトランプ現象が生まれ、歯に衣着せず「メキシコとの国境に壁を作る」「移民を排斥する」などと言いたい放題の不動産王トランプがブッシュなど有力候補を負かし大統領候補となった。
 ヒラリーはサンダース候補に苦戦しながらも8年前のオバマ(現大統領)に負けた轍を踏まず民主党の候補にはなったが、夫で元大統領のビルに次ぐクリントン夫妻の権力奪取への抵抗など既得権益者代表イメージもあって、選挙戦最終盤にはメール問題が再燃し〝ガラスの天井〟への試練は容赦なかった。
 ケネディやオバマのような民衆の高揚感はなく不人気者同士の消去法投票であろうが、勝者には核ボタンを押せる権限が託される訳でもあり、日本はじめ各国も注目している。
 アメリカが風邪を引けば忽ち移ってしまう日本にとって米国大統領選は対岸の火事では勿論なく、TPP(環太平洋経済連携協定)の行方もあり他人事でなく重要なのは指摘するまでもない。
 レームダック状態の米国と日本との関係の間隙をつきロシアの攻勢が目に見え強く、来月のプーチン大統領の来日で北方領土問題は進展するのか。経済協力にはサハリンと稚内の送電線敷設、橋建設も取り沙汰されている。
 潮流に乗り遅れず稚内の可能性を探る慧眼を磨かなければ。