来月3日の「文化の日」を前に文化勲章が決まり、作曲家の船村徹(84)さんが今年のノーベル賞に輝いた東京工大栄誉教授の大隅良典さんらと共に栄誉に浴する事になった。
 船村さんは昭和40年代から「別れの一本杉」「王将」「みだれ髪」など数々の名曲を生み出している歌謡界の大御所であり、稚内にも愛弟子の鳥羽一郎さんと共に新曲披露のコンサートを開いたこともある。本社に10年間ほど在籍したこともある吉田弘さん作詞の「宗谷岬」の作曲家であり吉田さんとの縁から何度か稚内や離島を訪れている。
 ギターを抱え刑務所への慰問など慈善活動もする高徳な人で、今回の文化勲章受章にも作詞家として売れる前に苦労を共にした親友の故高野公男さんに触れ「彼がいつもそばにいた。受章は彼の功績でもある」と朝日新聞に答えている。
 同紙の写真を見ると心臓手術後とあって、やつれた感じに見受けられたが、受章を励みにまた心に残る名曲を作られることを願っている。
 話は変わって道新によると、泊原発周辺の地質の検証の長期化が避けられないようで、原発再稼働は再来年以降にずれ込む見通しとのことだが、北電の真弓社長は「再稼働を早く成し遂げるのが一番の目標」と性懲りもない。電気料金値下げも原発稼働しなければできない―と、経営者として何の定見もないような話を繰り返す。
 JR北海道も路線縮小を打ち出すなど道内をけん引してきた会社の腑甲斐無さが目立ってしょうがない。
 安住し生きてきたことのツケが出ている。