稚内の将来が子供を含め若者に掛かっているのは論を俟たない。稚内商工会議所に今週青年部が設立された。
 商工会議所での青年部設立は時代の趨勢ともいえ国内514所中の9割になる458所道内でも42所中、26所で出来ており稚内は27所目となる。閉塞感漂う稚内経済に若者の斬新な発想をと、武藤尚氏(武藤はくぜん代表取締役専務)を会長に42人の会員で発足したが、稚内青年会議所会員との重複を避けた格好で15人を休会としているので実質60人近いメンバーでスタートを切った。
 会頭に就任し2期目(6年間)の中田会頭は稚内版地域戦略ビジョンの策定、わっかない地域商品券発行、会議所会員の交流の夕べ、部会再編などと次々に新しい事業を積極的に展開する中、稚内の将来を見据えた事業展開に並々ならぬ意欲を持っており、今回の青年部設立はその積極性の一端を示す事例といえよう。
 若者の既成概念に捉われない斬新な発想でもって大胆に稚内の舵取りをしていこうとする会頭の決意表明ともいえるもので、青年部を会議所の下部に位置付けるものとはしていないところが、青年部への期待の大きさを物語るものであろう。
 人口が減少し経済規模が縮小する中、座視し手を拱いていては稚内は衰退するばかりであり、果敢に攻めて果実を捥ぎ取ろうとする能動的姿勢の表れなのだろうが、青年部の諸君にはお座なりでない提案と事業遂行を期待したい。
 何事も一朝一夕には出来ない。将来のための準備は早く緒に就いた方がいい。功祈る。