昔は野球の話をしても女性は関心を示さなかったが、日本ハムファイターズが札幌をフランチャイズにするや物知り顔になり筆者の妻君も評論家になるほど。今回の日本シリーズ出場は祝福するばかりである。
 ペナントを制し1勝のアドバンテージがあるとはいえソフトバンクは侮れないチームでありCSの戦いも実質連勝は1回もない接戦続きであった。ただ天運がハムの方にあったというだけで、正に剣ヶ峰の戦いであった。
 最終戦は1回、ソフトの松田の3ランで4点を先行。元エースの摂津が小刻みに点を取られ4回から東浜に交代したが、ここが勝負の綾であった。東浜より力のある岩㟢を2番手にするべきだった。工藤監督の采配ミスでなかったか。
 普段の試合もそうだが、CSや日本シリーズの短期決戦ではエラーなど選手のミスに加え監督の采配ミスは特に勝負を決してしまい、勝ち越し打となった中島バントの栗山采配とは両極を成したといえよう。
 最後の大谷の救援は圧巻だった。時速165㌔の日本最速を達成し相手をねじ伏せてしまった。ただDHの選手が守備につけるとは知らなんだ。
 日本シリーズは「神ってる」鈴木と黒田がいる赤ヘル広島と戦うが壮絶なものとなるだろう。くどいが采配含めミスをした方が負けであり、ハムの監督、選手は普段通りの野球に徹し、ここぞという胸突き八丁の場面ではビビることなく、しっかり自分の役割を果たしてもらいたい。
 どちらが勝利しようと、胆力が試される大一番となろう。