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 稚内港利用促進連絡協議会主催の国際貿易セミナーが14日午後、宗谷合同庁舎で開かれ参会した観光や、港湾などの関係者100人余りは専門家2人の講演を通しサハリン航路を活用した観光、サ州への物流促進へのヒントを探った。
 藤原会長が「稚内はロシアとの経済など交流では最先端である。稚内は地勢学的にも日本にとって重要な位置であり地道な交流を続けていきたい」などと挨拶。来賓のアンドレイ在札幌ロシア連邦総領事は日ロ航路に触れ「乗客数、船の問題などは互いの努力で解決されるものと確信している」と述べた。
 続いて国境観光の専門家で昨年、稚内やサハリンで実施されたツアーに関わった北大スラブ・ユーラシア研究センターの井潤裕研究員が「稚内・北航路」と題し講演した。
 井潤氏は昨年のツアーで回ったサ州内に残る日本の製紙工場など歴史的建造物、北緯50度線の旧国境付近を観光素材とし「稚内とサハリンとの国境観光するためには、旅をおもしろく解説するガイドの育成も重要」と指摘。更に5年、10年後を見据えた長期的な観光戦略を持った観光インフラ整備と何よりも日ロ間の連携が大切なことを強調した。
 サハリン大手スーパーのエレーナ営業統括は、サ州内で日本のリンゴやメロン、スイカなど生鮮品は根強い人気はあるが、中国などアジア圏から安いものが流通し、安価な品を求める人が増えている現状を紹介した。