トヨタとスズキが業務提携めざしていくことを表明した。トヨタは傘下に小型車を製造・販売するダイハツがあるのにも拘らず、小型車に強みのあるスズキと提携するということはインドなど東アジアでの販売が堅調なスズキと手を取り合うことによって欧米だけでない将来の市場戦略があるのだろう。
 この例から分かるよう会社の大小問わず提携や合併は世界中では日常的になっている。北海道でもコープさっぽろを母体にしたアークスグループなどによるM&A(企業の合併・買収)は盛んであり、すべての業種で寡占化の動きが活発化している。そのような状況下、稚内の企業は将来戦略として合併などは選択肢としているのか。市町村合併でさえ頓挫した稚内市にあってM&Aは可能なのか。
 このままでは各社ともジリ貧は見えており、20年ほど前までは北の果てということもあり独自な商圏を形成してき稚内だが、人口減少という大波が押し寄せている折、 「会社を残す」という観点からは合併など模索も必要になるだろう。
  「陸の孤島」と揶揄された稚内に地方の大資本〝黒船〟がやってきたのは順々に店舗展開する中、最後に残った地域としての帰結性もあろうが、それを可能にしたのは道路の高速化である。
 250㌔ある旭川も高速道路やバイパスの建設により運送時間が大幅に短縮され、その影響は卸会社の稚内からの撤退に繋がった。名寄にあるイオンのチラシも入るようになった例を示すまでもなく、どの業界も厳しい現実にある。戦国時代の様相を呈している。