日本人の平均寿命は女性が87歳、男性が80歳まで伸び世界に冠たる長寿国になっている他方、少子高齢化が日本にとって大きな問題となり、増え続ける社会保障費と医療費が国の財政を圧迫し、日本の借金額は1000兆円をとうに超えてしまっている。
 長寿は目出度いのだが、国として未来永劫繁栄を続けていくのに重しとなっているのは事実だろう。
 高齢化は社会保障費や医療費の増大だけでなく介護分野では様々な問題を引き起こし、施設に入所していない比較的健康なお年寄りでも足など身体のせいにより買い物が自由に出来ないという問題も生じている。
 年を取れば体のどこかに支障が出るのは必然であり病院に罹ることも多くなる。病院は何処に行っても込み合っており高齢者が多いものの、矍鑠たる老人がいるのも事実であり、百歳以上の人は全国で6万4592人もいる。
 昭和38年の153人が同56年には千人を超え平成10年に1万人、4年前には5万人以上となり、女性が88%の5万7525人もいるという。元気なお婆ちゃんが多いわけだ。稚内にも11人いるうちの8人が女性である。
 若いふりをしているが、筆者もあと3年すれば65歳になり高齢者の仲間入りをする。高齢化に関する問題は他人事でなく、いずれ自らにも降りかかってくる。
 人間はいずれ年を取り老人になる。家族を会社を、社会を、ひいては日本を良くしようと頑張ってきたお年寄りを邪見にすることなく敬う心持ちなくさないようしたい。