秋サケの来遊時期など生態を明らかにするため、北大とさけます内水面試験場(恵庭)による調査が5日からオホーツク海沖で始まっている。
 この調査は平成25年秋から網走沖などで釣り上げたサケに、水深、水温を記録できるデータロガーと呼ばれる機器を取り付け放流したのち、漁獲されたサケから機器を回収し水温によってどのような移動をしているのか調査するもの。今までにサケは20度以上の水温だと弱る傾向にあるようで水温の低い深い所へ潜ることが分かっている。
 今回は稚内水試の調査船北洋丸に乗った北大北方生物圏フィールド科学センター(函館)の白川北斗特任助教、さけます内水面試験場の實吉研究主任らが、5~7日まで網走沖から北上し稚内沖にかけて20尾を目標に放流する。
 山口稚内水試調査研究部長は「漁師は来遊時期を長年の勘で分かっているが、より明確なデータとして残すことができれば」と期待を寄せており、もし漁業者で背中にデータロガーを付けたサケを見付けた場合は一報を呼び掛けている。