燃油の価格がどうやって決められるのか浅学な筆者は理解できない。稚内市内のGS(ガソリンスタンド)では今月10日、セルフの3店はガソリン価格が以前から2円下がったのに、フルサービスの一部では逆に3円上がった。その差は単純計算し5円だ。値上げしたGSでは「1㌭(159㍑)40㌦前半で推移した原油価格が上昇し石油元売り会社から再三に渡り仕入価格の値上げが…」などと値上げの理由を挙げているが、我々消費者にとって片や値下がりしているのに何のこっちゃとの思いするのでは。
 セルフとフルサービスなのだから元々の価格に開きがあるのは重々承知している。しかし海外の原油相場の上昇に伴う元売りの値上げ攻勢は不可解この上ない。何故かと言えば原油相場の価格は数カ月後の売り渡し価格の、いわゆる先物市場である。故に「数カ月前の原油価格が上昇し」とならば理解できるが、現在の相場のことは正鵠を得ていないと言える。
 勘繰れば元売りの値上げ攻勢は、自分たちの会社の昨年度決算が赤字に落ち込み、その穴埋めのため値上げしているとも考えることができよう。
 であればGSもその辺を正確に説明し理解を得るべきであろう。
 本紙ではセルフGSの1㍑8円の値上げにその理由を説明せよ(8月30日「天北堆」)と指摘したこともあり、今回の相反するGSの価格設定には不信感を募らせている。
 事業をする以上儲けるのは至上命題であり分からぬではない。しかし相容れぬ二様の価格対応にはユーザーとして抗議する。