北海道財務局旭川財務事務所は、8月に判断した道北地方の経済状況を明らかにした。
 総合的には一部に弱さが見られるものの持ち直しているとして、個人消費が緩やかに持ち直しているとしている。
 主要小売店(旭川市内)の小売店売上高はテレビや冷蔵庫、洗濯機など白物家電に引き続き動きが見られ、新規出店と既存店改装によって衣料品、食料品等が前年を上回った。
 乗用車は新型車の投入効果により前年を上回り、軽乗用車の駆け込み需要反動を補ったとしている。
 住宅は分譲建設が増加しているものの、持家、貸家が減少し弱含んでいる。
 旭川空港は中国便減便などから前年を下回ったが、稚内空港はFDA(フジドリームズエアライン)のチャーター便増加で、総体では前年並み。
 旭山動物園は天候不良などにより入園者は減っており、旭川市内のホテルは前年並みも層雲峡温泉は下回り、観光は緩やかに回復しているものの足踏みもみられる。
 雇用は、有効求人倍率が高い水準で推移し改善している。
 公共事業は前払金保証請負金額が第1・四半期(4~6月)で上川は前年を上回ったものの留萌、宗谷は下回り総体では前年を下回った。
 生乳生産は前年をやや上回り、漁業の水揚げ金額は前年を上回った。
 金融機関の貸出金残高は、事業者向けは不動産業、医療・福祉業需要が見られるものの個人向けは前年を下回った。
 倒産は過去最低水準の状況にある。
 道北地方の経済は持ち直しているものの、度重なる台風や旭川市内百貨店の閉店の影響に留意する必要があるとしている。