よく「バケツを引っ繰り返したような」との表現を聞くが、昨6日午前8時前後の1時間に降った雨は激しいもので、至る所で道路が冠水し、小社屋の隣にある市立病院保育所の裏山の一部が崩れ鉄砲水が流れ落ち子供たちが避難するという事態まであった。
 最近では空知川があふれた南富良野町の惨状を見ているだけに、集中豪雨的な降り方には恐怖心を抱いた市民もいたことだろう。
 小欄を書くに当たって稚内地方気象台に聞いてみると、稚内の昨日午前7時40分からの1時間雨量は33・5㍉。道内では石狩地方の2カ所に次ぎ3番目、全国的にも9番目の雨量を記録したという。
 孫娘を学校に送り届けてから北進する道すがら各所で冠水しており心配しながら会社に着き、新聞を読み始めた午前8時10分ころ、「ドォ」っと裏山の方で音がするので見てみると、山肌から鉄砲水が流れ落ちており、即座に市と森林管理署に連絡した。
 雨も止まず鉄砲水の勢いも衰えず心配しながら車で仕事に出ると行く先々で激しい冠水状況にあり、その後小降りになり帰社すると森林管理署の職員が裏山の様子を見に来ていたそうで「土砂崩れの心配はない」との伝言を残しておりホッとしたところであった。
 後からの来訪者も言っていたが、他の町で見る大雨など天災は他人事でなく稚内も呑気にしていられない。早急な対応を肝に銘じたところであった。
 天災は忘れた頃にやって来るというが、人々の油断が大きな被害をもたらす。慎重に予断を持つことなく対応するのが肝要だ。