北友ストアー(吉川勝社長)、稚内建設機械(藤原直樹社長)、T・O・M・A(当摩篤志社長)の3社が共同で貨物船をチャーターし、先月下旬にサハリンにスイカとメロン各1㌧と建材、建設機械の部品など稚内港から輸出した。
 再開された日ロ航路は旅客に限られることから用船チャーターしての輸出となったが、市場価値が高い〝宝の山〟ともいえるサハリンとの貿易は何も活カニ輸入だけでなく他にもあることを示したもので、事業とはいえ3社の社長さんには賛辞を送るものである。
 3人の社長ともサハリン貿易にはこれまで実績があるので今回の試みには驚くことでもないのだが、ハートランドフェリーの日ロ航路撤退で萎えたであろう心に火を点け実現するまでの過程は並の努力では不可能だったであろう。改めて称賛するものです。
 吉川さんは平成9年からリンゴや玉ネギなどの輸出を手掛けサハリン州での地歩を固めているが、10月28日からユジノサハリンスクで開かれる道北物産展に向け、来月も11日と25日に用船をチャーターしコメやトマトジュース、野菜・果物を輸出する。
 一口に20年といっても最初はロシア人への疑念もあり金銭面などに心配があったろう。その辺を吉川さんに尋ねると「この20年間、お金の心配はしたことがなかった」と言う。サ州のロシア人パートナーがしっかりしていたためとするが、商売人として約束を破らず履行してきた吉川さんの人徳であろう。藤原、当摩さんとて同様だ。
 商売では互いの信頼関係が大切になる。