10号など台風被害を見るにつけ人間社会で営々と築かれてきたものの脆弱さを知る。住居や道路、橋など人工物だけでなく玉ネギやイモなど農作物も壊滅的な被害を受け途方に暮れている人々の様子を見る時、傍観者然とした我々の無力さも悟り被災された方々には紙面を借り衷心よりお慰め申し上げるものです。
 台風や地震など天災に遭った時、痛切に思うのは自然に人間は敵わぬということであり、地球内部のプレートが要因の地震は別として、台風は地球温暖化が勢力を拡大している一因になっていることを考えれば自業自得の結果との見方もできよう。
 石炭、石油など化石燃料で産業を発展させ森林だって開拓してしまい地球の雨水吸収力を弱めてしまい、その結果が人間社会繁栄の礎ともいえるインフラを破壊してしまう。人間の傲慢さへの地球のしっぺ返しなのであるまいか。
 稚内地方は幸い今回の連続台風での被害は皆無に等しいほどなく「稚内は(災害なく)良い所だよな」との思いを持つが、被災した方々の惨状を目にする時、軽々と言えないところもある。
 地球の怒りともいえる災禍は気まぐれであり、何時何処で何が起きるか分からない。不幸というのは突然やって来るので用心しなければならない。
 用心してもやって来るのは拒めないが、用心していれば最悪の事態は何%か回避することができるものと信じているものの、これとて淡い期待になるやも知れない。それでも有事の備えをしっかりし、不幸になる芽を摘んでおかなくては。