一般求職者、新規高卒者とも求人多く、雇用状況改善が顕著なようで何よりだ。
 稚内職安管内(稚内猿払、豊富、幌延、天塩、遠別、利礼3町)の7月の有効求人倍率が1・18倍と、同所管内最高倍率を6月(1・05倍)に続いて更新した。求職100人に対し求人が118人あるということであり、より好みしなければ求職者全員が就職できるという数字である。
 しかし求人の実態といえば建築・土木・測量の技術者、看護師、保健師、医療技術者など専門的な資格を必要とする仕事が多く、求職側とのミスマッチが生じている。
 求職側は軽作業や事務員を多くが希望しており、求人する側と求職側の溝は埋まらない状況がこの数年続いている。
 来春、高校を卒業する高校生への求人も多く7月末で昨年を22・5%増の174人の求人があり、同所管内にある7高校の就職希望151人を上回り、求人倍率はこちらも1倍を超える1・15倍と、今月16日からの就職試験を前に明るい状況にある。
 18歳で一生の仕事になるかも知れない職業を選択するというのは大変なことであり、その若者の就職を助ける求人が多いということは生徒たちの選択肢も広がり結構なことだ。
 稚内を中心とする同所管内の9市町村は人口減を要因にし閉塞感が蔓延しているが、地元志向が強い高校生にとって地元企業からの求人が全体の7割の125人(昨年同月末89人)も数えているのは地方に行かずとも親元で暮らせるということであり、地元企業の早期求人は評価されよう。