今年の残暑は厳しい予報だが、この2週間北海道を中心に猛威を振るった台風も一服状態で、10号一過で爽やかな9月を迎えた。
 陰暦では長月と言われ別名「菊月」 。菊香る月になり改めて感ずるのは日にちの足の速さである。年とともに加速しており、足元はふらつき出しているのに、この歩みだけは勢いを増しており、正直参っているところだ。
 9月1日は1923年(大正12年)に死者と行方不明者合わせ14万人もの尊い命を失った関東大震災が起きた日であり「防災の日」として国内各所で大々的な防災訓練が実施されている。
 戦後生まれの、東京から数千㌔も離れた稚内に暮らしている我々にとって関東大震災は歴史上の出来事として教科書で習っているがその後、戦禍を経て島国日本を襲う大型台風の数々、阪神・淡路、東日本など大震災を経験した現代人も天災の脅威を感じながら日本という島国に生きている。
 菊香り、月の後半にはぼちぼち紅葉も始まる色取りの季節なのだが、現実は悠長に構えていられないほど夏と冬のせめぎ合いがある月なのだろう。
 今、いつぞや「天北堆」で書いたサハリン航路に関する見解への投書を横目にしペンを走らせている。筆者の意図とは相違することもあるが大方は納得できるものであり、今後の執筆に活かしていきたいと思っている。
 このような読者がいる限り小紙が廃れることはないし、また機会があれば忠言よろしくお願いするものです。
読者あっての本紙であることを今さらながら思い知らされている。