第一管区海上保安本部などによる大規模排出油事故対策訓練が25日午後、末広埠頭東岸壁周辺で行われ、有事の際の連携体制など確認した。
 宗谷沖はサハプロ関連の大型タンカーや外国からの貨物船などが航行していることから万が一の事故に備えた大規模な訓練は平成22年以来6年ぶりとなった。
 第一管区ほか稚内海保、末広埠頭に油防除基地を開設している石油連盟(東京)など8機関の関係者80人余りが参加し行われた。
 訓練は大型のタンカー貨物船の衝突事故により、大量の油が海上に流出し、稚内沿岸に漂着する見込みとの想定で始まった。
 現地対策本部を設置後、情報伝達に続き釧路航空基地のヘリが上空から油処理剤を散布し、稚内海保の巡視艇が放水銃で油の拡散作業などを行ったあと、岸壁からオイルフェンスを張り漂着油の回収など、一連の作業で防災対応能力強化を図った。
 訓練終了後、及川稚内海保部長は「油事故はいつ起きるか分からない。日頃の関係機関との連携が大切で、訓練で連携強化を図る事ができ有意義な訓練ができた」と講評した。